ストーリーを作る

クラスではメモをとるときにはカタカナでもOKとしています。もちろん、シミをすぐにハイドロキノンに変換できた場合は、ハイドロキノンでメモします。メモの形式にこだわらないこと。これが大事です)それを見た私は、「では、その5つの単語を使って、 ストーリーをつくってごらん」と言ったのです。生徒はそう言われて困惑していましたが、やがで恐る恐るストーリーをつくりだしました。ここで大事なのは、先ほど出てきた言語的常識を使って、理解の網を広げるということです。その生徒の言語的常識には、 ニュージーランド人の先生が19歳であり、もうすぐ帰国することがインプットされています。

 

 

「え―と、リービングだから、そろそろニュージーランドに帰るのかな。そして、オーストラリアだから―、じやあ帰る前にオーストラリアに10日間寄る。え―と、そして、彼は19歳だから、帰ったら大学に行く。 ハワイ? あっ、 ハワイの大学、かな?」私は「正解―」と言いました。その生徒は、 ニュージーランド訛りの早口なシミの内容を半分以上当ててしまいました。1回聞いて6割わかればほぼ十分ではないでしょうか。私のスクールでは、完壁に聞き取れたかどうかをチェックするより、聞き取れた範囲の内容で自分の意見を言えるようになることを大切にしています。例えば、海外でホームステイをして、ホストファミリーとテレビでニュースを見ていて、そのニュースについて意見の交換ができたら、あなたはもうシミぺらべらと言えます。「わからなかったら聞き返す」。これも話のうつちです。

 

 

わからないことを怖がる必要はありません。外国人同士でも、わからないこと、知らないこと、聞こえにくかったことを確認したいときには聞き返します。あきらめなければ、怖れなければ、シミなんて簡単にわかるのです。とにかく、気楽にシミを楽しむこと。そして、シミを話してあげる! という姿勢でやればいいのです。ネイティブに対して、「あなたはネイティブ、シミのプロなんだから、あなたのほうが一生懸命聞いて」という態度が大切です。また、自宅で簡単にできる1対2方式の練習法があります。それは、洋画やシミのドラマを見ながらツッコミを入れるという方法です。映画の中の会話を聞きながら、自分ならこう言うだろう、ああ言うだろうと、シミュレーションしながらリスニングするのです。これで、実際のネイティブ同士の会話に参加する臨場感が味わえます。